Wharfage Initiatives

堺泉北埠頭(株)の取り組みとSDGs

堺泉北埠頭は、“港湾地域における円滑な物流活動を支援することを通じて社会に貢献する”という経営理念のもと、大阪府と一体となり事業活動をしております。2015年に採択された国際目標であるSDGsにおいても、当社の事業活動を通じて「環境」「社会」「経済」へ貢献するための取り組みを行い、持続可能な社会の実現をめざしてまいります。

事業活動を通じた具体的な取り組み

01 環境分野
当社所有上屋の屋根に太陽光発電パネルを設置することで再生可能エネルギー普及に努めることに加えて、上屋全棟の照明設備をLED照明に切り替えることによる消費電力削減を通じ、CO2排出量の削減をしています。また、当社管理施設の巡視用車両を従来のガソリン車からEVに切り替えることや、環境に配慮した舗装材を使用することにより環境にやさしい埠頭づくりを目指しています。

<SDGs17の目標>

太陽光発電パネル(当社所有上屋屋根部分)
当社所有上屋の全棟LED化
巡視用車両のEV化
廃ペットボトルを利用した舗装材利用
02 社会分野
老朽化が進み、男女共同利用となっていた港湾内のトイレを改修(更新・男女別化)することのほか、堺泉北港のフェリーターミナルでは車椅子御利用の方が送迎者からの乗り降りが雨天時でもスムーズにできるようにカーポートを設置することで、すべての方にとって利用しやすい埠頭を目指しています。また、地元小学生を対象に地元港湾の特色や役割を学んでいただくための港湾施設見学会を実施しています。

<SDGs17の目標>

港湾エリアのトイレ改修
カーポート設置による施設のバリアフリー化
地元小学校を対象として港湾施見学会
03 経済分野
当社が管理する堺青果センター(大阪府堺市)では、日本産農産物のアジア等からの需要高まりに応えるために、温度・衛生管理が可能なエアーシェルターを整備し、日本の高品質な農産物の輸出拡大に努めています。また、助松コンテナターミナル(大阪府泉大津市)では新たな荷役機械(ストラドルキャリア)を導入し、コンテナ蔵置能力を向上させることから効率的なターミナル運用を実現しています。加えて、同ターミナル近隣にシャーシプールを整備することにより近距離でのシャーシ回転が可能となることで、トラックドライバー不足や環境問題への対策に貢献しています。

<SDGs17の目標>

エアーシェルター整備(当社所有上屋を改修)
ストラドルキャリア導入(4機)
シャーシプール整備(シャーシ全450台収容)

事業活動を通じた取り組みのほか、以下の「働き方を通じた取り組み」や「地域社会を通じた取り組み」を継続的に実施しています。

働き方を通じた取り組み

人材育成

「能力開発セミナー」「キャリアサポート講座」などの研修・講座への参加を推奨しており、企業の生産性向上を促進し、働き甲斐があり、人間らしく活躍できる職場づくりをめざしております。

ダイバーシティの推進

人権教育推進委員会を設置し、教育と研修を実施しております。基本的人権を尊重し、多様な個性を認め、社員を含めたステークホルダーが活躍できる社会の実現に貢献いたします。

地域社会を通じた取り組み

地域の安心なまちづくり

当社は、堺市の消防協力事業所に登録しており、災害時には自主的に消火及び人命救助などの消防活動を行う事業所として、地域活動に貢献いたします。

堺泉北港の環境保全と美化活動

当社は、堺泉北港の漂流物や汚物の除去等を行っている大阪府清港会の会員として、あらゆる種類の海洋汚染の防止に努め、環境衛生の向上や海洋保全に貢献いたします。

地域の緑化推進と普及啓発

大阪府が設置している「大阪府みどりの基金」に寄附をさせていただいております。この取り組みを通じ、地域の緑化推進及び良好な自然環境の保全に貢献いたします。

登録認証を受けているSDGsの団体

みなとSDGsパートナー
自社の事業活動とSDGsの関連性についての「気づき」を得るため、またSDGsの普及促進と取組の更なる推進を図るため国土交通省が創設した「みなとSDGsパートナー」の登録を受けています。
さかいSDGs推進プラットフォーム
自社の事業活動とSDGsの関連性についての「気づき」を堺市のSDGsに関する様々な情報を共有し、市との連携や会員同士のマッチング・交流により、SDGs達成に向けた取組を推進していくメンバーに登録しています。